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2017年06月08日

097/見えないところ

製材3日目。
予定の時間より早く木材所に着く。製材された木材の本数を確認しながら状態を見て回っているとき、倉庫の奥のほうからリズミカルな機械音が聞こえてきた。普段はあんまり入らない倉庫の奥のほうまで行ってみる。砂河さんが、製材用の大きな刃物を研いでいるところだった。刃物と言っても円形で3mくらいあるとても大きな鋸のようなもの。それ専用の機械なのか、そのために作ったオリジナルのものかはわからないが、音はそこから出ていた。替えの刃は3、4本あり中には全面に錆がついているようなものもあり、ここは海に近いからすぐこうなるという。
しかし、われわれは何事も表面しか見てないなと反省する。こういう準備を怠らないし、それだけでなく片付け、整理など我々が見えないところで随分多くのことを一人でこなしてくれている。
製材するだけが仕事ではない。もっと思慮深く、奥の奥を想像しながら一つのことにあたらなければ物事の本質を見落としてしまう。

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