IMG_0903

2016年12月18日

032/竹

草刈り2日目。

今回は草刈りに加えて、竹の伐採。

淡路島、日本各地で竹の侵食が著しい。人の手の入らなくなった山は必ずと言っていいほど、山裾からどんどんてっぺんを目指して竹に侵食されている。繁殖力の強い竹は無秩序に周囲に進出し、既存の植生を破壊する。
生態系が単純化してしまうことや、土壌保持力が低いことによるがけ崩れなど、いろいろな被害が問題視されている。竹害で知らべるといろいろ出てくる。

敷地の隣のおっちゃんも「子供のころは竹の山なんかなかったんや。ここも蜜柑山や畑やったんやで」という。

そんな竹の山と対峙するのだ。やる気が出ないわけはない。敵はある程度簡単には切れてくれるが、長くて扱いにくい上に、細い枝が鞭のように体や顔を打ってくる。また、蔦に絡まっているものは倒すのも一苦労である。切っても切っても終わりが見えない。

京都などで見かける風や光りが通る美しい竹藪は、人の手が入りよく管理されているのである。
自然にほっておくと、密集して中に入ることもできず、その中で枯れた竹がまた折り重なるように倒れている。
遠くから見ていた竹藪の中は想像よりもひどい。

ひとつずつやれることからやっていこう。

ここで竹について少しお勉強。

竹と言っても似たような姿形でいろいろな種類がある。
代表的なものに、孟宗竹、真竹、破竹。僕のような素人にはその違いは全く分からない。
その見分け方は、孟宗竹は節の輪が1本。新しい竹は粉で白く見える。真竹は節の輪が2本。細めの竹は上の輪が目立つ。破竹は節の輪が2本。上の輪も比較的に角ばっていて幹が全体に白っぽく見える。
こうやって見てみるとこの敷地に生えている竹は、どうやら孟宗竹のようである。