img_8476

2016年10月20日

013/土居さんの山

淡路島にある針葉樹のうち、ある程度自由に伐採が可能なのが、個人山。
個人山の植林は、おそらく戦後すぐに木材の需要が高まった際に植えられたものが多い。淡路島の場合は、他の産地に比べてその流れが少し遅い感じがある。話に聞くとおおむね樹齢30~40年といったところだろうか。

車を運転していて見かけたり、人に聞いて見にいったり、Google MAPで空から探してみたり(慣れてくると結構判別できるようになります)、あてもなく、闇雲に植林されてる場所をGoogle MAPにプロットしていく。
そうこうしていると、義父でもある植野工務店の植野社長より電話があり、近くで杉を分けてくれる人がいるとのこと。早速、一緒に見に行ってみる。
淡路市多賀の土居さんがお持ちの山だそうだ。
乗用車が一代ギリギリ通れる細い山道をくねくねと登っていく。大きなため池があり、そこの堤を超えると土居さんの山がある。
もともとはミカン山だったところが手つかずになり、今ではミカンの木は見当たらず、竹が侵食してきている。どこにいっても竹の侵食には驚かされる。
竹林の中に杉が追いやられるようにかろうじて残っているという感じだ。直径40~50センチくらいの比較的大きな杉の木がバラバラと20本程度ある。米松も2本、小さな小屋の隣に植えられている。こういう木は何のために植えられているんだろう?鳥が運んできたのか?

この山はまだ車である程度のところまでは入っていけるので、伐採は可能なのだろう。ただ、そのあたりも調べる必要がある。

とにもかくにも、まずは使えそうな木が見つかったことが大収穫である。