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2017年01月13日

037/助っ人

淡路檜の伐採3日目。
伐採始まって以来の初めての晴れ。
植物の緑は光を透過し、より鮮やかに、逆光に浮かび上がる木々の幹や枝は、より輪郭の強い線を描き出す。
森にこもれる太陽の光は今までの暗い世界に強い陰影をもたらし、彩度豊かな表情を見せてくれる。光の届きにくい森の中にあたたかな光線が地面に落ちる。
木が少しずつ間伐されていくたびに、光が強くなっていく。

今回は、いつものメンバーに加え、1年ほど前に淡路島に移住してきた、林業経験を6年ほど積んだ菊池さんが助っ人で来てくれた。
木の倒す方向を見定め、木がどちらに傾いて立っているか木の立ちを確認し、躊躇なくチェーンソーを入れる。その都度方向を確認しながら刃の入れる位置、方向を手直しし、木と一体となって刃を所定の位置まで送り込む。その後ろから楔を叩き込み、見事に木は倒れる。
すべての動きに意味があり無駄が全くない。

淡路島にもそんな人がいたなんて知らなかった。他にも杉の山の情報が舞い込んだりと、少しずつだけれど動き出したことによって波紋のようにゆっくりと広がり始めているようでうれしい。

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