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2016年11月09日

018/有馬商店

このプロジェクトの初めにまず、淡路島で製材できる場所があるのか調べた。そもそも木はあっても、製材する機械が島外にしかなければそれこそ本末転倒でしかない。

数人の大工さん、工務店さんに聞いてみると、淡路島でも3社程度は丸太を仕入れて製材をしているところがあるということだった。そんな中でまずは、有馬商店さんに話を聞きに行くことに。

有馬社長は、このプロジェクトに共感してくれ、「そんな大変なこと」と、笑いながらとても親身に協力してくれている。

まずは、伐る前に有馬社長に見てもらった。
やはり、枝打ちしてないことによって節、死節が多そうだなぁということ。
「真っ直ぐに見えても下に来てみたらよく曲がっているやろ。これやったらそんなに多くの材は取れないぞ。」

とにかく、素材自体が、いわゆる一般的な木の評価としては高いものでないことは最初からわかっている。特に淡路島の木は、芯が黒くなる、黒芯というものが多く見た目が悪く価値がないという。節がなく、まっすぐで、高樹齢のものはそうそう淡路島では期待できない。ただ、家をつくる材ということにおいては、そのほかの木と遜色ないはずである。杉は杉、檜は檜である。それで充分である。それも製材してみないとわからないということだったが。

伐採されて加工された、木から材になった姿を早く見てみたい。どんな姿に変わるんだろう。どう丸太を製材していくのだろう。