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2018年08月01日

149/板材

仕上げ材がどうしても淡路島のもので用意できなかった。床、天井、外壁。土壁以外のところはほとんどが板になる予定だったのだが、用意できなかった。原因は、木探しにまでさかのぼる。今回の山は檜の山だったのだが、間伐もされず放置された山だったこともあり材がとてもほそかった。構造材、仕上げ材をある程度見込んで多めに伐採していたのだが、いざ製材してみるとほとんどが120*120の柱を伐りだしておしまい。屋根下地の野地板がギリギリ取れるかどうかというほどであった。その際に、割り切って柱ではなく板状に製材をしておくべきだった。柱状のままでは乾燥が進まず、施工後に暴れる可能性が高まる。特に床で一旦反りが出てしまうと手の付けようがなくなってしまう。大工さんとも話し、今回は使用を見送ることにした。木をストックして置ける状態にない今、山に入る際に、ある程度の設計図面を描けていないと、こういうことになってしまう。経験してみてわかることは本当にたくさんある。