IMG_7391

2018年10月06日

155/鉛筆

なんの変哲もないただの木の棒のように見えるが、鉛筆である。
淡路島の家の柱に使われていた木の端材で鉛筆を作っていただいた。
きっかけは、JINOProject。淡路島の木を使った作品、商品を生み出すためのプロジェクトである。次の商品を何にするかというなかで、鉛筆というアイデアが出たことがきっかけで始まった。
われわれの中で木に関することといえば、シェアウッズの山崎さん。彼に聞けばなんでもカタチにしてくれる。早速、問い合わせをしてみると、実はもうすぐ六甲山鉛筆なるものができてくるというではないか。トントン拍子で淡路島鉛筆が出来上がってきた。まさか、自分の家と同じ木でつくられた鉛筆を使うことができるなんて想像もできなかった。
建築は大量の木を使う。それと同時に大量の端材も出る。今までは、なんの躊躇もなく廃棄処分されていたものたちである。結構大きな材も残り、もったいないなぁと思っていたところである。鉛筆だけでなく、家具、椅子、テーブル、棚、などなんでも作れる。
淡路島鉛筆がいろんな人の手に渡り、木のこと、森のことが少しでも身近な存在になれば。