2018年05月05日
142/竹小舞
今回、敷地内の真竹を使って竹小舞を作りたいと思って頑張って伐採までしてストックしていたのだが、ほぼすべてに虫が入り、すべて台無しにしてしまった。伐る時期もあるが、雨ざらしにしていた時間が長くなったのが原因か。已む無く、徳島から竹は購入させてもらった。以前淡路島でお世話になった竹屋さんはもう仕事をやめてしまったという。
ここまでくると、わざわざ竹小舞を編んで下地作りをするのは、本当に特殊なこととなってしまう。木も同じだろうと思われるかもしれないが、その部分を担いたいという職人さんは少なからず、いるのである。ただ、竹に関してはそういう人に出会えていない。木を伐るより簡単だし、リスクも少ないのにだ。
竹小舞を編んで家づくりをする意味を今一度問い直す必要がある。実際くらしてみて、体感として土壁がどう我々に作用するか楽しみである。