2018年05月04日
141/竹小舞職人
「珍しいか。」じっと見ていると笑いながらとぼける職人さん。
いまではほとんど小舞を編む現場もなくなり、特に住宅ではほとんどない。あっても、神社やお寺くらいのもんだという。
必然、われわれ建築関係の人間でも竹小舞を編むところをまじまじと見る経験などない。柱と柱の間に、貫が縦に1本、横に3本入り、それに間渡し竹が横に渡されていく。間渡し竹に縦に割り竹が稲縄を使って器用に編まれていく、職人さんはしゃべりながらうねうねと編む手は止めない。縦が終わると次に横に同じように編まれていく。ここまでくると、思った以上にしっかりとしてくる。