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2017年07月04日

103/森の案内人 三浦豊

三浦豊さんのことを少しだけ紹介させていただく。詳しくはHPで、そして実際お会いしていっしょに森を歩いていただきたい。大学で建築の勉強をして、庭を志し、日本庭園の世界にいったんは入るのだが、日本の自然についてもっと知りたくて日本中を巡り始めたという。そして、長い旅をいったん休んで京都へ帰り、森の案内人としていろんな人たちと一緒に日本各地の森を歩くことはじめた。HPにはこうもある。ぼくよりも植物や植生、特定の地域のことや、日本の歴史や信仰について造詣の深い方はたくさんおられます。でも、自分なりにどうすれば日本の自然を散策するのが楽しくなるのか、ある程度はわかっているつもりです。

うん。そうだ。三浦さんと森を歩くと、間違いなくその森が好きになる。多くの人は植物の学術的な情報を知りたいのではない。一本一本の植物の名前を知るだけなら図鑑をもって歩けばいい。植物たちがその周辺の植物たちとどういう関係性の上で成り立っていて、また人間とどういうつながりの上でそこにあるのか、植物そのものというよりはその背景や関係性や時間軸を自由に展開しながら三浦さんが感じたことも含め紹介をしてくれる。一気にそこの森は艶やかに生き生きとしていく。でも一番は三浦さん自身が森のことが大好きだということ。人がネガティブに感じるようなこと、例えばジメジメした環境や急斜面も、三浦さんにかかればとても興味深い場所に変換されてしまう。人間が勝手に感じている価値は植物にとっては関係のないことで、とても居心地のいい場所になる。そういう場所に生えている植物を見つけてそれを嬉々として我々に紹介してくれる。

以前ここで書いたが、その辺の植生が、山から庭に降りてきたような自然な庭にしたい。自然と人との絶妙のバランス、絶妙の関係性で保たれたそんな庭を出現させられないかなぁと妄想している。今日は、三浦さんに淡路島の家の敷地を案内する。敷地周辺の植生や環境、地形を感じてもらう。どう感じて、どういう庭がこの場所に適しているのか。答えは一つではないだろうし、最初から決まりきったものでもないと思う。関係性の保ち方、自然の見方のレクチャーになるのかもわからない。どう展開していくのか楽しみである。