2017年04月11日
071/搬出打ち合わせ
梅雨の木に虫がつきやすい時期になる前に木の搬出を行う。そのための打ち合わせに山師たちがあの山に再び勢ぞろい。
仁井の山はそれほど急峻で山深い場所ではなく、道付きのいい山で、ユンボで道の整地をしてあげれば2tのユニック車も入っていけるようである。それでも数十メートル下の木をどうやって道まで上げるか。そのための手順や道具を皆で相談する。枝はどのタイミングで払うのがいいのか、どこからどこまでを切り出して使うのか。一本の木から何本とれるのか。払った枝、梢の使い道などなど多岐にわたった。
今回はとりあえずすべて4mで切り出す事にしたが、たいていは元のほうがぐにゃりと曲がり製材の際に邪魔である。まだまだ設計は完了してはいないが、柱、梁は製材して角材として使用しようと思っている。曲がっている部分は切り落として、柱、梁以外の部分での使用を考えていかないといけない。
ある程度設計ができていないと木取りの際にどういう風に、何を何本そろえていいかわからない。それほど余分に伐採していないこともあり、慎重に木取りを考える必要がある。なるべく早く基本設計を進めなければ。