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2017年02月16日

054/砂河木材

木の伐採が終わり、今は山の中で葉枯らし乾燥をさせているところである。その木々も春ごろになるといよいよ山から運び出し、製材の準備にかかる。現在、ご相談させていただいている製材所が2軒あり、以前ご紹介した有馬商店さんと今回お邪魔させていただく砂河木材さんである。
植野社長にご紹介いただいた砂河木材さんは、淡路市尾崎にあり昔からの地元の製材所である。植野工務店の大工さんも、砂河さんのところの倉庫で刻みの作業を行っていたそうだ。
始まりは商品を箱詰めする際にクッション材に使う「もくめん」を作っていたもくめん屋で、歴史はふるい。60年くらい前までは、淡路島でも木挽きの人があちこちの田んぼで松の丸太を並べて木を挽いていたという。
製材の機械は40年もの。現在は職人は抱えず一人でやっているということもあり、製材の際には我々もお手伝いしていくことになる。すべてを自分でやることはもちろんできないが、わからないことを実際見せてもらいながら体験できるのはとても勉強になるし、とてもありがたい機会である。どういう風に見立てて、木材を無駄なく製材していくのかとても興味深い。乾燥の方法やその具合を見る目、木というものを材に変えていくための知識を少しでも取り込みたい。
そうすれば、山に生えている木ももう少し違った風に見えてくるに違いない。

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