2016年11月22日
022/漆喰
ひょんなところから出会いはあるもんだ。
別の現場のためにサンプルを近畿壁材株式会社さんに取りに寄った。近畿壁材さんは漆喰を中心とした左官材料を主に扱う、淡路市郡家の会社である。設計事務所を始めたころからお世話になっていたが、今回初めての訪問で詳しく話を聞かせてもらった。
どうやら漆喰を淡路島でも作ることができるというのだ。方法は貝を1000°の温度で焼いて貝灰をつくりそれを漆喰の元とする。実際、滋賀のシジミではしたことがあるという。
また、土間のたたきににがりを混ぜて突き固めるのだが、そのにがりは淡路島産にがりを使って作っているという。
漆喰にたたき、考えてもいなかった素材が淡路島で作られていることに驚いた。他にもこういう出会いがあるんだと思うとわくわくする。
三和土(たたき)は、「敲き土(たたきつち)」の略で、赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書く。土間の床に使われる。