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2016年11月28日

024/淡路島の木のこと

淡路島の木のこと。
木のことといえば森林組合だろうということで、淡路 森林組合で検索してみる。一応、それらしい組合のリストがでてきたので、まずはお会いすることに。

事務所は南あわじ市の広田にあり、参事の濱本さんが出迎えてくれた。
まずは事業の概要を説明し、こちらの意図するところを理解してもらう。考える間もなく、淡路島では林業として木の活用をしていないという。また、そういう話も聞いたことはないという。

まずは、森林に関する基本的な事柄を教えていただき、小さいながらもあらゆる可能性を探っていく。基本的に、森林を管理する団体は大きく3つ。一つは、官公造林、県公造林と言われる、公共機関が管理する山林。二つは、生産森林組合、山林組合、財産区など地域や地区で管理している山林。三つ目は、個人が所有する山林。
淡路島での植林されている山は、多くが官公造林、国、県、市が管理する山がほとんどであるらしい。やっかいなことに、官公造林の木々は、民間に販売されることはないという。定期的に行われている間伐の際に、事業の内容によっては市場に流通させないといけない場合があり、その場合を除いては市場に出回らない。
間伐については、民間、地域が持っている山ではほとんど行われておらず、官公造林が補助事業を活用して間伐されているところがあるにすぎないという。

阪神淡路大震災までは、少しづつではあるが植林された木々は民間からでも市場に出回っていたらしい。震災以降、材木のコストや、生産のスピードが要求され全くでなくなったという。

官公林は、われわれ民間がすぐには利用出来るようにはならないようだ。民間、個人のもっている山を1件1件あたっていくしかないようである。

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