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2017年05月02日

079/所有者

いつものように搬出作業を行っていると、どこからかおじいさんが現れて、ここの木はだれに断って伐ってるのか?と聞かれた。もちろん所有者には確認の上進めている。それは間違いない。
しかしおじいさんが言うにはここは共有の山で、所有者が4人もいるということだ。青天の霹靂である。持ち主に了承を取って進めていたと思っていたものが、他の人たちからしたら勝手に何してるんや、ということになっているらしい。どうやら、僕たちが確認した所有者もそのことは知らなかったようである。
植野さんに、以前とっていたという公図を確認してもらう。どうも山裾のほうが共有地になっていて、その間に2本、いわゆる青線、水路が横断している、というのが本当のところ。

こういう状況は日本中いたるところにある。誰がもっているかわからない土地、相続がきちんとできていなくて、相続する人もいないような土地。そういう土地はどうなるんだろう。これからますますそういう土地が増えるのは間違いない。